看護学生にとって1番の集大成、それは「国家試験」ですね。
学校を卒業できたとしても、この国家試験に合格しなければ、残念ながら看護師として働くことはできません。
「落ちたらただの人なんだからね」という先生達からの叱咤激励を受けながら、不安やプレッシャーと日々闘っているのではないでしょうか。
そろそろ看護師国家試験へ向けて勉強しないといけないけれど、何から手をつけたら良いの?
合格できるか不安・・・そう思われている方も多いと思います。
つらい実習を乗り越えて、せっかくここまで頑張ったんだから、絶対に合格したいですよね。
合格率9割と言われていますが、裏を返せば1割の人は不合格になってしまう。
それはつまり、10人受けたら1人は不合格がいるということを意味しています。
私もその中に入ってしまうのではないか・・・と不安でした。
そんな方のために、私がやった国試対策についてお話しするよ。
これだけでOK!合格するためにやること
私が国試対策のためにやったことは主にこの2つです。
国試への不安が強ければ「あれも覚えなきゃ」「これも覚えなきゃ」とつい、いろんな教材に手を出してしまいがちです。
今年度受験する看護学生であれば、おそらく誰でも手にしているであろう「クエスチョンバンク」を繰り返しやることをおすすめします。
クエスチョンバンクには「看護師国家試験問題解説」と「select必修 看護師国家試験問題集」の2つがあります。
私は4年生の10月から国試の勉強を始めました。
夏休み中ですが9月まで実習があったので、勉強を始めたのは遅かったと思います。
みんなはもう始めているのに、私はまだ何も手をつけれていない・・・
そんな状態でした。
また、12月まで週に3回ほどアルバイトもしていたので、時間はあまりなかったと思います。
限られた時間の中で、いかに効率よく学習をするかが重要になってきます。
私がやったこと
過去問を繰り返し解く
私が1番重要だと思うのが、過去問を繰り返し解くということ。
まず何から始めたらいいかわからない人は、過去問をとりあえずやってみることをおすすめします。
「勉強してから過去問を解きたい」
と思われるかもしれませんが、私がおすすめするのは先に過去問をやってみることです。
全然わからなくて凹んでしまうかもしれませんが、最初はわからなくて当たり前なのでそんなに落ち込まなくて大丈夫です。
まず過去問を先にやることでわかるメリットがこちら
- 出題傾向が掴める(どこが出やすいかわかる)
- 現在の自分の状況がわかる
先に過去問を解いておくことで国試に出やすいポイントや、今の自分の状況がわかるようになります。
看護師国家試験の範囲は膨大です。
なので、先に知識をつけてから問題を解こうと思っていると、いつまでたっても問題に辿り着けません。
時間が限られているのなら、先に問題を解いてしまって出題傾向やよく問われる問題を感覚的に掴むことが大切です。
自分で答え合わせをして、どこが間違ったのか、なぜこの答えが正しいのかを解説を見ながら確認していきます。
過去問を解く→答え合わせ→見直しをする(解説を読む)
まずは昨年分からやってみて、満点がとれるようになるまで繰り返します。
その後、1年ずつさかのぼってやっていき過去問5年分やると、それだけで十分力はついていると思います。
先ほど紹介したクエスチョンバンク2冊と、レビューブックがあればこれで国試対策は十分なのでは、と思います。
レビューブックとは、クエスチョンバンクの姉妹版の参考書でページがリンクしてあるので、わからないところを調べる時に便利です。
また重要なところをわかりやすく、図でまとめてあったりポイントが絞ってあるのでわかりやすいです。
模試を受ける・見直しをする
忘れてはいけないのが、模試を解くことと、見直しをすることです。
模試はこれまでの出題傾向から、予想して問題を作成されています。
ですので良い問題も多く、模試で出たものと同じ問題が本番でも出た!ということがあります。
ですので、模試を解いてそれを見直す、繰り返し解くことをおすすめします。
また、本番の雰囲気に慣れておくことができることと、時間配分を考える練習にもなります。
「なぜ?どうして?」シリーズ
私は1年生の時から、テストの前や実習中にもこの「なぜ?どうして?」シリーズを活用していました。
「なぜ?どうして?」は国試をもとに作られていて、会話形式とたくさんのイラストでわかりやすいです。
ポイントが赤い字になっていて、赤シートで隠しながら何度もみていました。
1年生の時から国試対策まで長く使えるので、持っておくと必ず役に立つと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
紹介したものはどれも、国家試験を控えている人なら1度は手にしたことのある教材ばかりだったのではないかと思います。
真新しい情報もなかったのでは?と思います。
私はいろんな教材に手を出さず、クエスチョンバンクを繰り返し解くようにしました。
個人的には、焦っていろんな教材に手を出すよりも、これさえしておけば国試対策は十分なのではないかと思います。
ただ、「繰り返しやること」が大切です。
イチロー選手の名言の中にこんな言葉があったので、紹介したいと思います。
「ちいさいことを積み重ねるのが、とんでもないところに行くただ一つの道。」
小さくても、一歩一歩確実に前へ進んでいけばいつかは必ず頂上へ辿り着ける。そう思わせてくれる言葉ですね。
この記事を読んでくれた方皆さんが合格できるよう祈っています。
おしまい。
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