今日は公務員の面接対策についてお話していきます。
公務員の面接で聞かれる可能性の高い質問の中に、「公務員になってやってみたいことはなんですか?」というのがありますよね。
何て答えたらいいのか分からない・・・
と悩む人もいれば、
私はこんなことをやってみたい!
とはっきり決まっている人もいるかもしれません。
これから公務員の面接を受ける方のために、公務員として働いた経験から、私が思うおすすめの回答方法についてお話ししていきたいと思います。
実際私もこの方法で公務員採用試験に合格しました。
これから受ける方の参考になれば、と思います。
結論
面接官から質問されて、はっきり「私は〇〇がしてみたいです!」と語ってはいけません。
え?どういうことなの?
自分のやりたいことを言ったほうが、やる気があると思われるんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、実際に公務員として働いたことがある私が考える答えとしては「NO」です。
多くの公務員面接対策の本や、キャリアカウンセラーさんとは真逆のことを言っているように感じますよね。
実際に、どの面接対策本にもこのようなことは一切書いていないと思います。
面接の時に、自分の興味がある仕事や、やってみたいことを語った方が、志が高くやる気のある人材に見えると思いますが、公務員の面接の回答としてはあまり好ましくありません。
理由
例えば面接の時に
私は〇〇の仕事がしてみたいです!
とはっきり言ってしまうと、
この人は〇〇の仕事しかしないんだな・・・
と思われてしまいます。
自分はそんなつもりなくても、このように受け取られてしまう可能性がある、ということです。
役場には本当にいろんな部署があり、3年ごとに部署の移動があります。
自分が希望していた部署に配属されることはほぼないと思っておいたほうがいいでしょう。
じゃあ、なんて答えたらいいのよ・・・
と、思われた方におすすめの回答方法を教えます。
おすすめの回答
私のおすすめの回答方法は
与えられたどんな仕事でも一生懸命チャレンジしたいです。
と答えればOKです。
どこに配属されたとしても頑張ってくれるだろう、という印象になります。
役場としては、どんな仕事でも断らずに一生懸命やってくれる人が欲しいのです。
仕事以外にも、地域のイベントや組合、青年団や消防団等ボランティア活動も多くあります。
言い方を変えると、断らない「イエスマン」が欲しいのです。
ですので自分から「〇〇をしたい!」というのは仕事の幅を狭めに行っているのと同じことなのです。
上記のように話すと必ず、
では、具体的にどんなことをやってみたいですか?
と面接官から聞いてくるので、その後に自分のやりたいこと・ビジョンを話せば良いのです。
ここで注意してほしいのは、面接官から「具体的には?」と聞かれた後に話すことです。
大学で〇〇について学んだので、〇〇について興味があります。
なので〇〇関係の仕事をしてみたいです。
この時の回答では、大学での自分の学んだことや、前職の経験から感じたことを話すといいでしょう。
大切なのは、自分の経験から話をすることです。
間違っても「この地域の情勢は〜なので、〇〇について取り組みたい」などと言わないほうがいいです。
自分がどんなに、面接前にその自治体について調べたとしても、
なのです。
なのでその地域の情報については、圧倒的に面接官の方が上です。
自分から相手の土俵に上がってしまうと、さらに詳しい質問をぶつけられた時に対応できなくなります。
自分の経験から話すと、面接官は昔のあなたのことは知らないので「そうなのね」くらいにしか思いません。
「自分の土俵に持ち込むこと」が大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、実際に働いた私の経験から感じた「やってみたいことはなんですか?」という質問に対する回答方法でした。
多くの面接対策の参考書や、キャリアカウンセラーさんはこのようなことは教えてくれないと思います。
実際に私は上記の回答をした結果、無事に採用されました。
「何回受けても受からない・・・なんでだろう?」と思う人は1度自分の回答を見直してみるといいかもしれません。
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