この記事は将来公務員になりたいと思っている方
または現在公務員として働きながら、自分には向いていないのかな・・・と悩んでいる方に向けてこの記事を書きました。
向いていない仕事を強いられるのは、誰でも辛いものです。
イメージだけで公務員を目指すと、実際に働き出した時に「こんなはずじゃなかった・・・」と後悔することになるかもしれません。
今回は完全に向いていなかった私の実体験に基づいて、私が思う「公務員に向いていない人の特徴」を挙げていきたいと思います。
将来の職業を考える参考にしていただけたらと思います。
若い時にお金持ちになりたい人
若いときからお金を持ちになりたい人には、公務員はおすすめしません。
- 年功序列
- 副業禁止
- 残業代はつかない
年功序列
地方公務員の給料は、その地域の民間企業の平均に基づいて決定されています。
ですので給料はあくまで中〜中の上くらいです。
また、完全に年功序列なので、若い時の給料は低いです。
ちなみに私はの場合は20代で月収手取り20万円を超えたことは1度もありませんでした・・・。
どんなに優秀な人でも、仕事ができない人でも給料はみんな一緒です。
頑張っても、頑張らなくても給料は変わりませんので、成果に見合った報酬がほしいと思っている人には向いていないと思います。
副業禁止
公務員は副業が法的に禁止されています。
株式投資や不動産投資は認められていますが、投資に回すための元々の大きなお金がないと不動産も買えませんし、株式投資の増えるスピードも遅いです。
自分で収入を増やすことができないところはデメリットだと思います。
また、副業禁止にすることで仕事以外のスキルが身につかないなぁと感じていました。
副業をすることでいろいろなスキルが身につく可能性もあるし、それを本業に生かせる場合だってあるのではないかと個人的には感じていますが、今のところ公務員は副業が解禁されていません。
残業代はつかない
私のいたところでは基本的に残業代はついていませんでした。
時間外での研修や、会議ではついていましたが「報告書の作成が間に合わない」といったことは個人の責任とみなされ、ついていませんでした。
もちろん自治体によって様々であり、きちんと残業代を支払うところもあると思いますが、予算が決められていますので、サービス残業は必ずあると思っておいた方が良いでしょう。
やりたいことが明確な人
公務員の業務内容は本当に幅広いです。
どこの部署に配属になるかは上の人が決めることなので、自分の希望の部署になれるかは分かりません。
仮に希望の部署に配属にされたとしても、3年に1回移動があるので、ずっとその仕事ができるわけではありません。
部署によって仕事内容が全然違うので移動は「転職レベル」と思っていた方が良いでしょう。
何年経っても自分のやりたい仕事ができない可能性は大いにあり得ます。
アイディアが豊富な人
役場は前例踏襲の文化です。
これまでのやり方(前例)に基づいて(踏襲)行うことが多いです。
去年と同じ様式を使えますし、考える手間を省くことができるので、非常に効率的と言えば効率的なのですが、変化を嫌う風習があります。
ですので新しいアイディアが豊富な人は、その能力を生かせるような一般企業に入った方が輝けると思います。
チャレンジ精神が旺盛な人
チャレンジ精神が旺盛な人は公務員は向いていません。
何事にも上の決裁(許可)が必要なので、始めるのに時間がかかりますし、失敗や批判を恐れるところがあります。
去年これでOKだったから、そのままでいこうみたいなところがあります。
また周りの自治体と合わせる(横並び)文化がありますので、
「足並みを揃えないといけない」「他の自治体に聞いてみた?」と言われることが多々あります。
独自のオリジナリティー溢れるアイディアは通らない可能性が高いです。
一般企業ではこう言ったアイディアが評価されることはあっても、公務員という仕事では評価されない可能性が高いです。
新しいことにどんどんチャレンジしたい!という人には向いていないと思います。
大雑把な人
文章の書き方一つでも細かい決まりがあります。
公文書なので決まった書き方にのっとって、作成する必要があります。
例えば、文字の大きさや改行の位置、全角や半角、スペースを何文字分開けなければいけないなど、たくさん決まりがあります。
私は「伝われば良いでしょ」て思うタイプなので、細かい決まりが苦しく感じました。
何度も修正されるたびに、自分がやってることに意味はあるのか、この時間は何のための時間なんだろうとか考えてしまって苦痛でした。
「これくらい良いじゃない」とか「分かり易ければ良い」と思う人は向いていないかもしれません。
何度もやり直しになるのは普通なので、大雑把な人にはかなり苦痛だと思います。
ルールや決まりに疑問持つ人
地方公務員の職場には昔からの風習が残っています。
「時代にそぐわないなぁ」とか「効率が悪い」と思っても、それを口に出してはいけない雰囲気があります。
やり方を変えようとするとめんどくさがられますので要注意です。
まとめ
今回紹介したことは、あくまで私の職場でのお話しですので、必ずしもすべての職場が同じではないと思います。
もし、上の項目に当てはまるものがあったとしても、公務員の仕事に興味があるのであれば1度目指してみるのをおすすめします。
理由は、実際に働いてみないと自分に向いているか、向いていないかは分からないからです。
職場の雰囲気によっても、合う・合わないがありますよね。
向いていないと思って働いてみると案外自分には合っていた、というパターンもあるし、
向いていると思っていたけど、実際は向いていなかったというパターンもあります。
ちなみに私は後者のパターンでした・・・
実際に働いてみて「向いてなかったな」と思ったら方向転換すれば良いですし、転職も珍しい時代ではないですから、合わないと思ったら辞めても良いと思います。
私は公務員という仕事に憧れて、実際に働いたからこそそう思えるのであって、実際に働く前から諦めてしまうのはもったいないなと思います。
なので公務員を目指している人には、夢を叶えてほしいなと思います。
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