かわいい育児用品・便利な育児グッズを調べたい時は、私はいつもインスタグラムを開きます。
なにも目的がなくともいつの間にか指がインスタのアイコンを押して、ついつい見てしまいますが・・・もしかしたらこういうのも依存症?というのでしょうか。
ある時いつものようにインスタグラムを開いていますと、ふと目に入ってきた言葉がありました。
それは、「子どもは授かりもの」ではなく、「天からの預かりもの」だという言葉。
なんて素敵な言葉なんでしょう。思わず心を打たれてしまいましたのでこれはシェアしなければ、と思いました。
天からの預かりもの
私たちはよく「子どもを授かる」という表現を使いますし、よく耳にもすると思います。
しかしそれはどうやら正しくないように思います。
「授かりもの」というと、なんだか子どものことを自分が授かったもの=自分のもの
という認識をしてしまいそうです。
ですが「預かりもの」というと”子どもは親の所有物ではない”いつかは天へお返ししなければならないものだという認識に変わります。
そうするとつい怒ってしまいそうな時でも、この言葉を思い出すといつもよりちょっとだけ優しくなれる気がしますね。
最初は誰の言葉なのかよくわからなかったので、調べてみると、それはカリール・ジブランという人の「預言者」という本の中の一節だと分かりました。
カリール・ジブラン氏の『預言者』より
あなたの子は、あなたの子ではありません。
自らを保つこと、それが生命の願望。そこから生まれた息子や娘、それがあなたの子なのです。
あなたを通ってやって来ますが、あなたからではなくあなたと一緒にいますが、それでいてあなたのものではないのです。
子供に愛を注ぐがよい。でも考えは別です。
子供には子供の考えがあるのです。
あなたの家に子供の体を住まわせるがよい。でもその魂は別です。子供の魂は明日の家に住んでいて、あなたの夢の中にでも、そこには立ち入れないのです。
子供のようになろうと努めるがよい。でも、子供をあなたのようにしようとしてはいけません。
なぜなら、生命は後へは戻らず、昨日と一緒に留まってもいません。
あなたは弓です。
その弓から、子は生きた矢となって放たれて行きます。射手は無窮の道程(みちのり)にある的を見ながら、力強くあなたを引きしぼるのです。かれの矢が速く遠くに飛んで行くために。
あの射手に引きしぼられるとは、何と有難いことではありませんか。
なぜなら、射手が、飛んで行く矢を愛しているなら、留まっている弓をも愛しているのですから。
親は弓で子どもは矢
これを読んでから、親が弓で、子どもを矢に例える話は別の本でも読んだことがあるのを思い出しました。
何の本だったかはさっぱり覚えていませんが、弓を遠くまで飛ばすためにはグッと弓を自分の方へ引かなければなりません。
子育ても一緒で、子どもを自立させ、親の元から遠くへ行かせるためには子供の時のたっぷりの愛情が必要なのではないでしょうか?
子どもの時に愛情を知らずに育った子どもは、不安から社会に出ていくことを拒むような気がします。
安心できる場所があるということで、子どもは安心して遠くまで飛んでいくことができるということになる、ということではないでしょうか。
美智子さまが紀宮さまご幼少期に述べられた言葉にもこの言葉があります。
母親としては、女性らしく素直で優しく育ってほしいと思います。
将来結婚しても、それに応えられるようになってほしい。
ですが親から見ると子供は弦をはなれた矢のようなもので、子供の人格を認めてあげたいので、今から具体的に将来はこうあってほしいとは申し上げられません
なんともステキなお言葉ですね。
私もそんなお母さんになりたいです。
子どもにはそれぞれの人格があるので、それを認めてあげる子育てをしたいですね。
今子育ては大変だけれど、いつか子どもたちが大人になって、私たち夫婦がおじいちゃん、おばあちゃんになった時、
「あぁ、あの時に戻りたい」と思うんだろうな。
きっと「あの時は楽しかった」「充実してた」って思うに違いない。
それくらい今はかけがえのない時間を生きていて、まさに人生の黄金期だと思う。
けど毎日の慌ただしい生活の中で、それが当たり前になっててそのことを忘れちゃうんだよね。
だからこの言葉を時々思い出して今を大切に生きていきたいなぁと思う。
後悔しないようにいっぱい愛情を注いで子育てをしていけたらいいな。
おしまい。
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